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今回はウールカーペットのクリーニングです。

お客様が赤ワインをこぼしてしまい、そのシミが取れずに困っていたためのご依頼でした。

とは言え、ダニや汚れなどが気になるとのことで、お部屋全体のカーペットクリーニングで承りました。

いつもの通り、

  1. 掃除機がけ
  2. 洗浄剤噴霧
  3. ブラッシング(攪拌)
  4. リンサーバキューム(濯ぎ洗浄)
  5. ヤーンパットによるポリッシャーがけ(拭き取り)
  6. 整毛ブラシ

の順番で作業する訳ですが、これに染み抜き作業がプラスされます。

【カーペットクリーニング】ワインのシミの取り方。染み抜き剤とスチーム。

上記の写真がワインをこぼしたカーペットです。

赤ワインをこぼした所が点々と跡になっています。

これを先に記載したクリーニングの他に、染み抜きを行って除去を試みます。

染み抜きを行うには通常のクリーニングと同様の注意点があります。

それは対象となるカーペットの素材が何であるかということです。

ウールと化学繊維

カーペットの素材は中国段通やペルシャ絨毯を除き、ほとんどが化学繊維かウールのどちらかとなります。

化学繊維はナイロンやポリエステル、ポリプロピレンで構成されており、ウールはラクダやラマや羊などの動物性繊維で構成されています。

ここで重要なのはウールは動物性繊維であるということです。

カーペットクリーニングで用いる洗剤は基本的にアルカリ性を示しています。

アルカリはタンパク質を切る作用があります。具体的に言うとタンパクはアミノ酸の集合体で、その結合部分を切る作用があると言うことです。

動物性繊維はタンパク質で構成されているため、強いアルカリには弱いので、できるだけ中性に近い洗剤を使用する必要があります。

それは染み抜き剤でも同様です。

ではどうやってウールと化繊を見分ければ良いのか?

繊維の見分け方

ウールと化繊の見分け方ですが、とても簡単です。

カーペットのパイルを一部だけ切り取り、ライターなどで燃やすのです。

ウールはグズグズに燃え尽きて髪の毛の焼けた臭いがします。

化繊はプラスチックが溶けたように硬くなります。

このように、簡単に見分ける方法が存在するので、もしクリーニングする対象がウールだった場合、中性の洗剤を洗濯すれば良いのです。

染み抜き方法

ウールと化繊を見分けたら、適切な洗剤を選択してクリーニングをして、その後に染み抜きを行います。

染み抜き剤を使用する訳ですが、この洗剤は水溶性のシミか油性の汚れかで使い分けなければなりません。

今回のシミはワインによるものなので水溶性のシミになります。

そのため水溶性の染み抜き剤を使用します。

シーバイエスさんのタンニンスポットクリーナー 450ml

などが有効です。

こちらは水溶性の染み抜き剤となります。具体的な使い方は、

  1. シミに一定量散布します。
  2. ブラッシングして1〜2分程度放置。
  3. 白いタオルでポンポン叩いてシミを取り除きます。
  4. リンサーがあれば濯ぎ洗浄。
  5. ①〜④を繰り返す。

となります。

以上の作業を行なった結果が上の写真となります。

染み抜きのコツ

上の写真、その気になれば最低でももう少し落とすことができたと思います。

予算と時間の都合でそれは叶いませんでした。

染み抜きはとにかく時間がかかる作業です。

素材や状況にもよりけりですが、先に説明した方法を繰り返して、8時間ほどかかる場合もあります。

その時間を短縮する方法があります。

それはスチームなどを使うことです。

スチームを使うことで染み抜き剤の効果を高め、シミを浮き上がらせる効果があります。

スチームは市販のものでも100度の熱を放出するので十分な機能が備わっています。そのため、市販のスチームで十分です。

スチームを10秒ほど当てるだけで多くの時間を染み抜き剤でつけ置きしたのと同等の効果を得られます。

まとめ

以上が染み抜きの方法となります。

染み抜きはクリーニングが完了してからの作業となります。

通常のクリーニングで落ちる汚れならば、そもそも手間をかけて染み抜きする必要がないからです。

染み抜きの方法は繰り返しになりますが、下記の通りです。

  1. シミに一定量散布します。
  2. ブラッシングして1〜2分程度放置。
  3. 白いタオルでポンポン叩いてシミを取り除きます。
  4. リンサーがあれば濯ぎ洗浄。
  5. ①〜④を繰り返す。

とても時間のかかる作業となるため、スチームを併用すると時間短縮につながります。

参考になれば幸いです。

▶︎カーペット(絨毯)クリーニングの詳細