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こんにちは。
さて今回はカーペットやソファ、ベッドのマットレスに付着した染み汚れの落とし方についてご紹介したいと思います。
この記事を読むことで、
- シミ落としの方法がわかる。
- 使うシミ抜き剤や道具などがわかる。
- 参考動画を添付。
がわかります。
参考動画については当店で準備したわけではなく、TV東京さんのYOUTUBEチャンネルで公開していたものです。
ハウスクリーニングではなく衣類のクリーニング屋さんがシミ抜きの方法を紹介しているのですが、あまりにすごい技だったのでシェアしたいと思い、当ブログに掲載することにしました。
【シミ抜き】カーペット・マットレス・ソファの染みの落とし方
そもそも染み汚れとは何なのか。
それは素材内部に浸透した汚れということになります。
カーペットや衣類などの繊維製品はもちろん、天然石や木材などにも同様の現象が起こります。
理由はそれら素材の内部には細孔(ポーラス)という細かい空洞が存在するためです。
つまり吸水性があるので内部に浸透するということですね。
逆に言えば吸水性のない化学素材には染みというのは基本的に発生しないということになります。
化学素材とは床材で言ったらクッションフロアなどの塩ビの長尺シートやPタイル、お風呂の浴槽を構成するFRPなど様々あります。
それでも表面を拭いただけでは取れないシミのような汚れができる場合がありますが、ほとんどが劣化による変色や空気中の成分と化合したことによる色素沈着です。
話を戻しますが、吸水性のある素材にシミができたら一体どうすれば良いのか?
毛細管現象を利用してシミを落とす
毛細管現象とは次のようなことです。
毛細管現象(もうさいかんげんしょう、英: capillary action)とは、細い管状物体(毛細管)の内側の液体が管の中を上昇(場合によっては下降)する物理現象である。毛管現象とも呼ばれる。
引用元: ウィキペディア参照
前述の細孔の内部を水分が上昇するわけですね。
簡単に言うと素材の表面の水分が蒸発した際、内部の水分がそれを補おうと表面に上がってくるわけです。
この作用を利用して染みを外に掻き出すと同時にシミ抜き剤の効果で漂白します。
これは細孔が内部に存在するカーペットや大理石、無垢材などでしかできない方法となります。
プラスチックなどの化学素材はいったん内部に汚れが入ってしまったら、漂白する以外の方法はないのです。
シミ汚れを落とす道具・手順
必要な物は下記の通りです。
- ドライヤー
- シミ抜き剤
- 真っ白のキレイなタオル
- リンサー
まずドライヤーですがシミ部分を温めるために必要です。温めた方がシミ抜き剤の効果を高めます。
次にシミ抜き剤ですが酸素系漂白剤などが有名ですね。
漂白液の作り方は様々なサイトで紹介されているのでここでは割愛しますが、代わりに業務用のシミ抜き剤を紹介したいと思います。
ウールカーペットにも使用できる安全性を保ちながらも、水性・油性問わずほとんどのシミ汚れに対応しております。
使い方は次の通りです。
- 洗剤を希釈せずにシミ汚れから10cmほど離して吹きかけます。
- プラスチックのヘラなどで少しかき回し、1分ほど放置。
- 上から白いキレイなタオルを被せ、ブラシなどでトントンと叩きます。
- リンサーで濯ぎ洗浄。
- 一回の作業でシミが取りきれなければ、1〜4の作業を繰り返します。
- 乾いたブラシなどでパイルを起毛します。
リンサーは最近では家庭用の物も出ており、安く仕入れることもできます。
アイリスオーヤマ スポット バキューム クリーナー コンパクト 染み抜き 掃除機 RNS-300
リンサーがなければ、スプレーヤーに水を入れて洗浄した部分に吹きかけ、タオルで吸水するという作業をするのが良いでしょう。
ただし、リンサーでしっかり水分をバキュームしなければ臭いが残ったり、植物性繊維の基布の色が表面に浮き上がったりなどのトラブルが想定されます。
ですのでリンサーでしっかり濯ぎ回収をすることをオススメします。
※濡らしすぎないように注意しましょう。
魔法水と呼ばれる染み抜き剤の作り方
魔法水と呼ばれる染み抜き剤をご存知ですか?
テレビ東京系の番組、「コレ考えた人、天才じゃね!?」に登場したクリーンショップヨコクラさんの経営者、横倉靖幸が考案した物です。
その動画を貼り付けておきます。
魔法水を作るに当たって準備するものは重曹と衣類用液体漂白剤、食器用中性洗剤の3つ。
配合する分量は次の通りです。
材料 | 配合量 | 効果 |
---|---|---|
重曹 | 小さじ1杯 | 油汚れに効果的 |
液体漂白剤 | 3杯 | 水溶性のシミに効果的 |
食器用中性洗剤 | 3滴 | 油汚れに効果があり、洗剤の浸透を助ける |
※作り置きはできません。
まとめ
カーペットやマットレス、ソファについた染み汚れの落とし方について説明してきました。
- ドライヤーで染み部分を温める。
- シミ部分にシミ抜き剤を散布。
- タオルを被せ、上からトントンと叩く。
- リンサーで濯ぎ洗い。
- ブラシで目立て作業をする。
いかがだったでしょうか?
清掃業者に依頼をすると高くついてしまうので、部分的なシミのお掃除なら自分でやってしまいたいもの。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
それでもご自分では難しい、または広範囲の作業となってしまう場合はぜひ当店にお問い合わせください。