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OAフロアのカーペットクリーニング。オフィスの床下には配線が。

以前の記事では飲食店と住宅のカーペットクリーニングについて取り上げましたが、今回はオフィス(事務所)のカーペットクリーニング。

オフィスのカーペットはコーヒーの跡も少しありますが、だいたいは歩行による土砂汚れが多いですね。

上の写真の中央付近に広がっている黒い汚れは歩行によるものです。

またオフィスの床のカーペットはほとんどがタイル状のカーペットです。

タイルカーペットはさまざまなメリットがあり、オフィス床として好まれている素材ですが、繊維素材であるため一旦汚れてしまうとお掃除が大変です。

そこで当店のようなカーペットを洗浄している業者の出番となります。

ではタイルカーペットというのは具体的にどのような物なのでしょうか。

オフィスはタイルカーペットが多い。

タイルカーペットは様々な形や大きさがありますが、基本的には正方形です。

これを敷き詰めていくことで、一つの絨毯のように使用できます。

また色も多彩で、好みやシチュエーションに合わせて選ぶことも可能です。

主な特徴は下記の通りです。

  1. 静電気防止効果があり、機械類への負担を抑える。
  2. 防炎効果がある(消防法で認められている)。
  3. 汚れが目立たない。
  4. 裏面がゴムのような素材のため、防音効果がある。
  5. 安価である。

静電気防止効果や防炎効果、汚れが目立たないという特徴は、パソコンなどがあり、なおかつ美観もある程度気にする必要があるオフィスには好まれる床材となるのです。

また、同じ色があることが前提になりますが、部分的に張り替えることも可能です。

カーペットクリーニングでは水の量に注意。

カーペットをクリーニングするにはある程度水を使う必要があります。

掃除機をかけた後、洗剤を撒き、リンサーでリンス剤を噴射しながら同時に回収を行うのがカーペットクリーニングです。

ただ、注意点として濡らしすぎは厳禁で、カーペットが縮んだり、下地の植物性繊維の色素が抜けて表面化したりなど様々な副作用が生じます。

ところがタイルカーペットは下地がゴムのような素材なので、上記のような心配はありません。

では心置きなくウェットクリーニングできるのか。

答えはノーです。

その理由はオフィスの床はOAフロアであることが多いためです。

ではOAフロアとは何なのか。

OAフロアは床下の空間に配線が。

OAフロアとは簡単に言うとLANケーブルやコンセントなどの配線を床下に納めたフロアとなります。

オフィスはあちこちにパソコンがあることが多いです。

それに対していちいちLANケーブルやら延長コードやらを床に這っていたら、見た目も良くないですし、足に引っかかって危ないです。

電源アダプターが外れてしまったら、作業していたデータが消えてしまいます。

美観と仕事効率の両方でデメリットがあります。

ところが配線を床下に納めたら、上記のような懸念は解消されます。

つまりOAフロアとは床下に空間があり、そこに配線コードなどが存在するということになります。

ですから、ウェットクリーニングで多量の水を使用した場合、床下の配線に垂れてしまって最悪の場合、漏電することがあるのです。

そのため、カーペットクリーニングを行う際は水量に注意を払う必要があります。

より定期的なクリーニングが必要。

通常よりも使う水量を減らしてクリーニングする必要があるため、過度な汚れには対応できない場合があります。

ではどうすれば良いのか。

当たり前のことですが、定期的にクリーニングを実施して、極端な汚れが付着しないようにするほかありません。

カーペットは汚れが目立たない特徴があるため、あまり気にしない方がとても多いです。

「3年間一度もクリーニングしたことがない」
「事務所を借りてから一度もクリーニングしたことがない」

などは結構よく聞く話です。

タイルカーペットは比較的安価であるとは言え、全体を張り替えるとなると机やキャビネットなど事務所内にあるあらゆる物を移動させる必要があります。

そのような作業はあまり現実的ではないため、定期的にクリーニングしていただくことをオススメします。

カーペット(絨毯)クリーニング