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カーペットの汚れは歩行による土砂汚れや飲み物をこぼした跡、食べ物のシミ、インクやトナーのシミ、血痕、毛染め液、サビ、ペットのオシッコ、吐瀉物など様々です。

全体的に汚れている場合は清掃業者によるカーペットクリーニングが必要かと思いますが、部分的なシミが気になるだけでしたらお掃除を頼むのも考えてしまうかもしれません。

そこでカーペットのシミ取りの方法を汚れの種類ごとに何回かに分けてご紹介していきたいと思います。

今回はシールやセロハン・養生・ガムテープなどの粘着の残りの落とし方(掃除方法)をご紹介したいと思います。

テープ・シールの残留粘着

テープの粘着の残りというのは数ある汚れの中でも厄介な方です。

ベタベタしてなかなか落ちない汚れ。

基本的な落とし方としてはホームセンターなどに売っているシール剥がしを使ったり、お酢を使うというのも有効です。

それでも粘着に吹きかけてから時間を起き、しっかり反応したのを見てからヘラなどで剥がすわけですが、これが一回で済まない時がほとんどです。

しかし、カーペットのような繊維物に対してシール剥がしなどの溶剤を使うわけにはいきません。

シール剥がしを使っても大変なのに、それが使えないならどうやってテープの粘着を落とすのか。

テープの残留粘着の落とし方

テープの粘着に対し、なぜ溶剤が効くのかというと、テープの粘着はグリースなどと一緒で機械油に分類されるからです。

つまり油を分解できる作用のある洗剤を使用すれば除去が可能という理屈になります。

そこで今回ご紹介するのはS.M.S Japanさんの油性シミ取り剤 シトラスジェルです。

シミ落としの方法・流れは下記の通りです。

  1. シミが付着した部分にシトラスジェルをカーペットが濡れる程度につけます。
  2. 柔らかいブラシなどで馴染ませます。
  3. 清潔なタオルをシミ部分に被せて上からポンポンと叩きます。白いウエスならシミが移るので効果がわかりやすいです。
  4. スプレー(霧吹)で水を少量かけ、拭き取って仕上げます。

シミが残った場合はこの作業を繰り返します。

シミが残った場合

こちらもSMSジャパンさんの商品ですが、プロソルブジェル(黄色いパッケージ)とパワージェル(黒いパッケージ)を使います。

  1. プロソルブジェルをシミ部分に付け、ブラシなどでしっかり擦る。
  2. 2〜5分程度そのまま放置。
  3. パワージェルをシミ部分に塗布、ブラシで擦る。
  4. リンサーにお湯を入れ、濯ぎ回収を行う。

注意点としてパワージェルはph12.0の強アルカリ性のため、ウールカーペットには使用できません。

プロソルブジェルはph7.0の中性なので素材を選ばず、遠慮なく使用できます。

ただし、作業する前に目立たないところでカーペットの色落ちなどがないかテストしてから作業しましょう。

また、カーペット全体が黒ずんで汚れている場合、シミ抜きした部分だけキレイになり、周囲との差が出る場合があります。

参考になれば幸いです。

▶︎カーペット(絨毯)クリーニングの詳細