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当店が得意とする繊維製品のクリーニング。
その中でベッドのマットレスがあります。
人間は一夜でコップ一杯ほどの汗をかくと言われています。
毎日使うマットレス。でも洗いようがありません。
外に干すと言っても、シングルサイズでも動かすのが億劫な場合が多いでしょう。
つまり洗ったりお掃除したりするのが難しい素材です。
マットレスのカビの除去。すのこベッドから移ったカビ汚れを漂白してキレイに。
マットレスに付着する主な汚れは下記の通り。
- 前述した寝汗の蓄積。
- 皮脂汚れ。
- ダニ。
- カビ。
- 粗相や嘔吐による汚れ。
それではこれらをどのように対処するのかを見ていきましょう。
寝汗、皮脂
寝汗と皮脂はマットレスの上に敷き布団を敷いていると防げることが多いので、クリーニングしても目に見えて汚れを確認できないことがあります。
マットレス自体にたくさんの汚れが付着している場合は下記の写真のような汚れが抽出されます。
しかし前述の通り、厚手の布団などを敷いている場合は、その限りではないこともあります。
何にしても繊維用の洗剤やアルカリ電解水など、アルカリ性を示す洗剤を全体に塗布して汚れを浮かせ、濯ぎながら汚れを回収するという行為をします。
ダニ、カビ
これらは寝汗や皮脂と違い、敷布団をマットレスの上に敷いていても発生するものとなります。
なぜならどちらも湿気が多い場所、暗所となる場所を好む性質を持ち、それらの条件にマットレスはピッタリ当てはまるからです。
ダニとカビを退治する方法は実は簡単です。
どちらも60度の熱で簡単に死滅します。タンパク質が変性して死んでしまうのです。
ですからスチームなどを当てると内部に存在するカビやダニを倒すことができるのです。
しかしこれだけでは安心できません。
なぜならダニは死骸もアレルギーなどの原因となってしまうからです。
スチームを当ててダニを死滅させても、ダニの死骸はその場に残るのでこれを除去する必要が出てきます。
ただこれも布団用に掃除機があれば解決です。
スチームでダニやカビを死滅させた後、掃除機で吸引すれば良いのです。
当店ではスチームの他、濃度の高いアルカリ電解水を使用して濯ぎ洗浄しますので、死滅させた後に更に効果的に回収することが可能となっております。
嘔吐や粗相
嘔吐の場合は繊維用洗剤やアルカリ電解水を同じように使います、粗相の場合は少し違います。
粗相の場合は臭いがしつこく残り、除去が難しいためです。
この場合はクエン酸を使用します。
なぜなら粗相の臭いの正体はアンモニア臭であるためです。この成分にはクエン酸が有効となります。
酸性洗剤で洗浄した後、濯ぎ回収を行います。
それでも取れにくい汚れ・臭いですので、繰り返しの洗浄が必要となります。
まとめ
今回洗浄しましたマットレスですが、ビフォーアフターは下記の写真の通りとなります。
<施工前>
<施工後>
真っ白になるまで復元することができました。
もちろん、洗浄対象が繊維製品である以上、必ず今回のように真っ白になるとは限りません。
しかしダニやカビといったハウスダストの原因だったものは退治されますし、その後清潔にマットレスを使うことが可能となります。
もしダニによると思われる痒みが睡眠中に起こるなどのことがあれば、当店に活躍する場を与えてくれると幸いです。