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愛車のお掃除はどうされていますか?

外側ならガソリンスタンドやあるいは自分で洗車するでしょう。

シャンプー剤を使って柔らかいスポンジで汚れを落とし、水で洗い流して吸水性の高いウエスで拭き取る。

時にはワックスやコーティングを施してピカピカにすることでしょう。

ただ、車内のお掃除はどうでしょうか?

ハンディクリーナーで除塵したり、中性洗剤で窓やドア内側、ハンドルなどを拭き取ることはできます。

しかしシートは?

シート洗浄は車のシート(車内)クリーニングに詳しく載せています。

では車内の臭いは?

臭いは車内全体に染み付いていたりするので、一般的に消臭は難しいものです。

そこで今回はオゾン発生器を使った消臭方法をご紹介したいと思います。

【車内消臭クリーニング】オゾン発生器を使って車内やエアコンの悪臭を消臭。

車のシート汚れ

車内の気になる臭いといえばなんでしょうか?

  • タバコの臭い
  • 香水の臭い
  • エアコン・暖房の臭い
  • 食べ物・飲み物の臭い
  • 嘔吐による臭い
  • ペットの臭い
  • 加齢臭

こんなところでしょう。

消臭するには臭いの原因となっているものを排除する必要があるので、シートやその他車内の洗浄・クリーニングは必要です。

とは言え、臭いはあらゆる場所に付着しますし、染み込んでしまうものなのでクリーニング以外にも独自の消臭作業が必要になります。

消臭方法の種類

消臭方法は単純に換気をする以外は、主に次の方法があります。

  • 吸収(洗浄)方法
  • 吸着方法
  • 消臭剤法
  • 促進酸化法

吸収(洗浄)方法は要するにお掃除です。

繊維製品であればバキュームによる洗浄、その他の素材であれば洗浄剤を使った表面のクリーニング。

詳しくは車のシートクリーニングベッドマットレスクリーニングを参考にしてください。

吸着方法は活性炭などが有名ですが、特定の素材に臭い物質を吸着させて消臭を行う方法です。

消臭剤方はその名の通り、消臭剤を使用して消臭を行う方法です。

これは消臭というより存在している不快な臭いに快適な香りを被せて、わかりにくくする方法です。

有名な商品ではファブリーズなどがあり、除菌効果もあるのかもしれませんが、基本的に臭いの根本を分解できていないので効果は薄いと言われています。

最後は促進酸化法です。

これには主に2つの方法がありまして、それは光触媒によるコーティングとオゾンによる臭い物質の分解の2種類です。

光触媒によるコーティングも当店では可能ですが、この記事ではオゾンによる消臭を紹介したいと思います。

オゾン発生器を利用した消臭

オゾン発生器

オゾンとはそもそも何かというと、3つの酸素原子からなる酸素の同素体(O3)です。要は気体の一種です。

オゾンは強力な酸化力があるため、臭い物質を酸化分解して消臭することが可能となります。

オゾンが得意とする臭い物質は体臭・動物臭・糞尿臭・タバコ臭を構成するアンモニア・硫化水素です。

特に糞尿臭を構成するアンモニアは通常のクリーニングで使用するアルカリ性の洗浄剤は効果が薄く、汚れとしては除去できても臭いは残る可能性があります。

そのアンモニアに対して高い効果を発揮するオゾン消臭は、バキューム洗浄に追加して実施すればとても有効な手段と言えます。

作業方法

作業方法自体は非常に簡単です。

  1. 対象となる車内にオゾンを発生させる。
  2. オゾンが臭い物質に酸化反応を示すまでの待機時間を置く。
  3. 臭いが残っているか確認。
  4. 残っているようなら①〜③を繰り返す

これだけです。
ただ、オゾンを発生させる時間と反応させるための待機時間があるため時間がかかります。

また、オゾン発生器にも寿命があるため、繰り返し使えるとは言え半永久というわけではありません。

当店の場合、オゾン発生器に専用のチューブを取り付け、窓の隙間から中にチューブを入れます。

オゾン発生器の電源はシガーソケットから取ります。

オゾン消臭

状況や車内の広さにもよりけりですが、5分から15分ほどオゾンを発生させて30分から1時間の待機時間を置きます。

濃度が高くなりすぎるとオゾン臭が付いてしまうため、状況により判断し、時間を設定します。

一見すると短い時間のように感じるかもしれませんが、車内程度の広さであれば十分です。

臭いが残っている場合は前述の通り、オゾン発生→待機を繰り返します。

エアコンへの効果は?

エアコンや暖房の臭いへの効果は”ある”と言えます。

家庭用のエアコンクリーニングにもオゾン発生器を使用して脱臭、消臭を行っている業者さんもいるくらいです。

前述の方法で車内にオゾンを充満させ、待機時間を置いて酸化反応を待つ。

この際、エアコンを車内循環で付けていればエアコンの消臭作業にも役に立ちます。

オゾンの安全性

結論から言うと有人環境(人のいる環境)でのオゾン発生器の使用は危険です。仮に使うとしても5分など、極めて短い時間に限定されます。

オゾンによる人体への影響は濃度によりますが、鼻・喉への刺激、頭痛、咳、など様々です。

しかしこれは高濃度のオゾンが存在する空間に長時間いた場合の話です。

オゾンは低濃度であれば自然界にも存在する物質で、ある程度の濃度でも多少吸うくらいでは人体に影響はありません。

また消臭作業後、換気を行えばすぐに酸素に戻り、残留することもありませんので安全性は確実です。

また、機械部品への影響はないのかと言う疑問もあるかと思いますが、基本的にありません。

そのような事例の報告はありませんし、仮に機械製品にオゾンでダメージを与えるとなると、対象に集中的にしかも長時間オゾンを発生させる必要があります。

以上のことから、薬品などの消臭作業に比べれば、はるかに安全性の高い消臭方法になります。

ただし、革製品に対しては変色などを起こす可能性があるため、基本的に使用はできません。

まとめ

オゾン発生器のよるオゾンの発生→オゾンが臭い物質に酸化反応する待機時間を設ける。

この作業により、

  • タバコの臭い
  • 香水の臭い
  • エアコン・暖房の臭い
  • 食べ物・飲み物の臭い
  • 嘔吐による臭い
  • ペットの臭い
  • 加齢臭

などの消臭が可能となります。

待機時間の後、臭いが消臭されたことを確認してから換気すればオゾンが残留することもなく、とても安全性に優れています。

人体はもちろん、精密機械への影響も心配ありません。

以上のことからオゾンは消臭作業において、とても有効な手段となります。

もちろん臭いの発生源をしっかり除去しなければ一時的な消臭となってしまうため、各種クリーニングと同時に実施するのが有効です。

※お気軽にお問い合わせください。