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今回はマットレスのクリーニングです。

引っ越し後、袋に入れてしまっておいたダブルのマットレスをこの度再度使うということで、汚れやダニ、埃などが気になり当店に依頼が入りました。

全体的に点々とシミがあり、目立つ大きなシミも2箇所ありました。

通常マットレスクリーニングは

  1. 掃除機がけ。
  2. 洗浄剤を全体に噴霧。
  3. ブラッシング。
  4. スチーム洗浄。
  5. リンサーによる濯ぎ洗浄。
  6. 乾燥作業。

となりますが、シミがある場合は上記作業だけでは対処できない場合がございます。

そこで今回は染み抜き、漂白洗浄をご紹介したいと思います。

マットレスのシミを酸素系漂白剤とスチームでキレイに除去!

マットレスクリーニングは先に述べた6工程が通常の洗浄作業となりますが、シミがある場合は別途作業を追加する必要があります。

④と⑤の間に染み抜き、あるいは漂白作業が入ります。

これは通常洗浄に一手間増えますので、ほとんどの業者さんでは染み抜き作業は別料金となっていますが、当店ではよほど広範囲でない限り、無償対応としています。

酸素系漂白剤

一番オーソドックスな方法が漂白剤による漂白です。

この場合使用するのは酸素系漂白洗剤です。

塩素の方が強力ですが、強すぎるため他の色も抜ける、変色するなどの弊害があります。
また臭いがキツく、生地を痛めやすいという副作用も存在します。

そのため、よりソフトな酸素系を使って、徐々にシミを消していくという作業を繰り返します。

染み抜きの方法

酸素系漂白剤をお湯に溶かし、アルカリ電解水を少量混ぜます。

スポンジを作った水溶液に浸して、シミ部分にポンポン叩くようにして漂白剤を塗布します。

漂白効果が出るまで待つ形になるのですが、そんな時間的余裕はないので時短となる裏技を使います。

その方法はスチームを使用することです。

高温のスチームを当てることで漂白効果を劇的に高めることが可能なので、

漂白剤を塗布 → スチームを当てる  → 効果を見る

という作業を繰り返します。

リンサーバキュームによる濯ぎ洗浄

漂白効果が出たら、リンス剤を投入したリンサーで濯ぎ洗浄と同時に内部にある汚水を回収していきます。

最近ではYouTubeでカーシートの洗浄動画などがよく上がっていますが、その動画内で行なっているのと同じ作業です。

ちなみに当店もYouTubeチャンネル「毎日掃除CH」を持っていますので、良かったらよろしくお願い致します。

話を戻しますが、リンサーバキュームのヘッドの回収口が透明ですので、汚水が出てくると目で見てわかります。

汚水が出なくなるまで洗浄を繰り返します。

ビフォーアフター

施工前

施工後

写真の中央付近にあった輪ジミが消えているのがわかりますでしょうか。

酸素系漂白剤とスチームを併用して繰り返し洗ったおかげでキレイにシミを除去することができました。

まとめ

通常の洗浄剤とクリーニングだけでは除去できないシミ汚れの落とし方は次の通りです。

  1. 酸素系漂白剤の希釈液をお湯で作る。
  2. スポンジやタオルでシミ部分に塗布。
  3. スチームなどを当てて漂白効果を高める。
  4. ②から③を繰り返す。
  5. リンサーで濯ぎ洗浄。

ただ問題点もあり、洗浄の対象物となる素材が濃い色だった場合は酸素系漂白剤といえども色落ちすることがあります。

そのため、ソファなどには使いにくい場合がございます。

以上、参考になれば幸いです。

▶︎ベッドマットレスクリーニングの詳細