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昨日と本日でさいたま市緑区の一戸建てをお掃除しました。

レンジフード・キッチン、浴室などの水回りや一部建具、スイッチプレート、床材のフローリングが新規となっております。

いわゆるリノベーションというやつですね。

油や石鹸のカス、カビなど手強い汚れと格闘することもなく、普段の中古物件と比べるとものすごく作業が楽です。

とは言え、一戸建てなのでそれなりに時間はかかります。ので一応納期は二日いただきました。

ちなみに新規の床はノンワックスフローリングでした。

その名の通りワックスを塗らなくても良い床材ですが実はこれ、結構掃除が面倒なんです。実際、どのようにお手入れしたら良いか悩んでいる方がけっこういます。

「水拭きしても良いのかな?」「洗剤は使わない方が良いだろうか?」

今回はそんなノンワックスフローリングの特徴やおそうじのやり方について記事にしたいと思います。

ノンワックスフローリングとは?

ワックスフリーフローリング

ノンワックス、ワックスフリーなどと呼ばれる床材で、ワックスなどのコーティングが不要という床材となります。

ワックスの目的はそもそも床材表面に膜を形成して床を保護することですが、ノンワックスの場合、塗らなくても一定の耐久性があるのです。表面に特殊なフィルムが張り付けられているためです。

ワックスを塗った場合、定期的に剥離という古いワックスを剥がす作業を行なってリコートするという手間があります。ハウスクリーニング業者にお部屋の清掃を依頼した場合、剥離洗浄は別料金となるので費用も掛かります。

ですが最初からワックスを掛けなければ、これらの出費が必要なくなるわけです。

このようなメリットがあるので最近では一戸建てだけでなく、マンションやアパートでもけっこう見かけます。

掃除のやり方(お手入れ方法)

通常のお手入れは掃除機でホコリ、ゴミを吸い取り、汚れているところは水で濡らしてかたく絞ったタオルで拭き掃除。

これでOKです。

水拭きだけですと拭きムラが残りやすいので乾いたタオルでしっかり水気を拭き取ることもキレイに仕上げるポイントとなります。

フローリングは木材ですから水分に弱いので、よく水拭き禁止などと言われていることが多いですが、乾拭きだけでは対応しきれないのが実情です。

とは言え、べちゃべちゃに濡れたタオルではなく、しっかり絞ったタオルを使いましょう。

キッチン周りなど油汚れがある場合は中性洗剤を使用して水拭き。別にもう一枚キレイな雑巾を用意して仕上げ拭きしましょう。

やってはいけないのは水に濡れたところを化学雑巾で拭くこととフローリングの上に置いたままにしておくこと。変色する可能性があります。

ちなみに化学雑巾とは油分などが含まれており、その作用によってホコリを吸着させる効果のある雑巾です。代表的なのはダスキンモップなどでしょうか。

また強アルカリ洗剤などの強い洗剤も床材表面に影響を与える危険がある為、使用しない方が良いです。

ワックスを塗ることはできないの?

賃貸物件などのハウスクリーニングに行くと、

「光沢を出してピカピカにしたいからワックスをかけてほしい」

とオーナー様から言われることがあります。

ノンワックス床材にワックスを塗ることは可能です。ただし、ノンワックス床専用のワックスまたはメーカーが推奨するワックスを塗る必要があります。

相性の悪いワックス材ですと床との密着が悪く、後で剥がれてきたり、あるいはムラになったりします。

ちなみに当店ではノンワックス床材へのワックスの塗布は承っておりません。

まとめ

さて今回はノンワックスフローリングの特徴や掃除方法について書いてきました。まとめると下記の通りとなります。

  • ノンワックスフローリングは普通のフローリングより耐久性があり、ワックス不要と言われている。
  • ワックスを塗る場合はメーカー推奨のワックス材を使用する。
  • 水拭きする際はかたく絞ったタオルで行なう。
  • 油汚れなどには中性洗剤を使う。
  • 水拭き後は乾いたタオルで水気をキレイに拭き取るとムラになりにくい。
  • 化学雑巾を濡れたところで使わない。床の上に置きっぱなしにしない。変色する危険がある。

以上となります。参考になれば幸いです。