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今回は住宅の清掃、いわゆるハウスクリーニングではなく店舗の清掃です。
場所はさいたま市浦和区の美容室。内容は床全体の清掃です。
当店と付き合いのある工務店さん経由で依頼が来ました。
年数が経っている為、劣化も懸念され、一度は張り替えも考えたそうですが、今回はクリーニングで対応するということで受注の運びとなりました。
店舗床の洗浄
対象となる床の㎡数は33㎡。
しかし月曜火曜以外は営業している店舗ですので、空き室ではありません。当然荷物があります。
作業前の荷物の搬出、作業完了後の搬入作業がありますので今回は2名で作業にあたりました。
まずは荷物の搬出です。
動かす前にオーナー様に許可を取り、店内の写真撮影を行います。荷物の位置を記録する為です。
店の外にシートを敷き、その上に椅子や棚などを置きます。
動かせる荷物を搬出したら作業開始です。
長尺シート(ポリ塩化ビニール)
この美容室の床材はいわゆる長尺シートと呼ばれる物です。
住宅では主に洗面所などで多く使われているクッションフロア(CF)などと同じ、ポリ塩化ビニールが素材となっています。
クッションフロアとの違いは表面が硬いということです。
住宅と違い、店舗は土足で歩きますので耐久性が重視されます。美容室に限らず多くのショップでよく見る床材となります。
JIS規格では複層ビニル床シートと呼ばれるそうです。
表面の木材のような模様はプリントされたもので、その下に塩ビの中間層や裏面層があってそれらが一体化した床材となります。
ポリッシャー洗浄・ワックス
長年の汚れが蓄積して床材表面が黒くなっています。
事前のテスト施工で弱アルカリ性洗剤で除去可能とわかりましたので、今回は古いワックスを剥がす剥離ではなく通常洗浄です。
住宅の床材はフローリングがほとんどで当店ではあまり機械を使いませんが、店舗は化学床が多いので洗浄にはポリッシャーを使用します。
清掃業者では洗剤をポリッシャーのタンクに入れて使用する方が多いですが、本来洗剤というものは汚れに対して浸透するまで時間がかかるものです。
ですから予め洗剤を撒いて、それに対し水を出しながらポリッシャーを回します。
数㎡洗浄したら床用スクイジーで水を切り、鉄道型水取(水用のチリトリ)で回収します。次に糸モップで拭き取り作業。これを繰り返していきます。
全体を洗浄し終えたら、モップを糸からマイクロファイバーに切り替え、仕上げ拭きをしていきます(汚れが残らないよう2度拭きします)。
最終的な仕上げでワックスを掛けます。
ワックスは光沢を出して美観を整える役割もありますが、床を保護するのが本来の目的です。
床素材にかわりダメージを肩代わりする犠牲被膜とも呼ばれます。
前述した通り、店舗は住宅と違い土足で歩く関係上、耐久性が重視されますのでワックスは2枚掛けします。
詳細・お問い合わせ
店舗・床洗浄(50㎡まで)の料金は下記の通りです。
価格:20,000円(荷物移動がない場合)
35,000円(荷物移動がある場合)
作業時間は4~6時間となります(状況により前後します)。
ご依頼やお問い合わせなどは下記電話やメールフォームにてご連絡下さい。
お電話では「ホームページを見て・・・」とお伝えいただければスムーズです。