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こんにちは、ヒカリ清掃です。

突然ですがセラミックタイルってご存知ですか?
名前は知らなくても見たことはあるはずです。

なぜならコンビニやスーパーあるいは駅の床材に使われることがとても多いからです。

非常に硬く、汚れにくい特徴を持つため、清掃メンテナンスの費用を減らすことができるので、店舗運営をしている経営者にはとても慕われている床材となります。

ということで今回はセラミックタイルについて記事にしていきたいと思います。
この記事を読むことで次のことが明確になると思います。

  • セラミックタイルの詳細。
  • セラミックタイルのメリット。
  • セラミックタイルのデメリット。
  • 清掃業者は不要なのか!?

それでは行ってみましょう!

セラミックタイルとは?

セラミックタイルとはそもそも何でしょうか?

というよりセラミックってどこかで聞いたことないですか?
たぶん歯医者さんなどで聞いたことがあるのではないかと思います。

見た目が白いので銀歯のように見栄えが悪いわけではなく、とても硬いのでプラスチックのようにすぐ欠けたりすり減ったりしない。

保険が効かないのでとても高額ですが、人気の高い製品ですよね。

そんなセラミックですが材質的には陶磁器となります。
粘土材質の物を固めて焼いて制作した物の総称です。

その上に釉薬(ゆうやく、うわぐすり)と呼ばれるガラス質の薬品を塗ってさらに固めます。
ガラスコーティングのようなものですね。

要するにめちゃくちゃ硬いということです。

セラミックタイルのメリット

前述の通り、硬いということですね。

硬いということは歩行傷などが入りにくいということです。
歩行傷が入らないということはどういうことかわかりますか?

ワックス不要ということです。

なぜか?

ワックスは光沢を出し、汚れにくくする物と考えていませんか?

それも正解ですが、床材のワックスに限って言えば傷から床を保護するのが第一目的です。
業界では犠牲被膜と呼ばれたりもします。

しかしワックスの維持にはメンテナンスコストがかかります。

  • ワックスのリコート。
  • 定期的な剥離。

だいたい3ヶ月周期でやることが良いとされており、この場合、年に4回も清掃業者を入れないといけないということになります。

100㎡で計算すると相場で言ったら年間25〜30万円くらいのメンテナンス費用と言ったところでしょうか。
それも荷物移動の手間がない状況での予算です。

つまり元々硬いセラミックタイルは傷が非常に入りにくいためワックスは不要となるのです。

ということは年間30万円/100㎡以上もの経費を抑えることができることになります。

他にもクッションフロアやPタイルなどのように、金属や布・皮製品、石材のような模様のデザインのセラミックタイルも流通しています。

見た目的にとても優れた製品となっているようです。

セラミックタイルのデメリット

まず最初に上げらるデメリットは滑りやすいということです。

なぜなら表面が鏡面(鏡のように周囲の景色が映り込む表面)となっており、要するに凸凹が全くないということです。

つまりグリップが効かないので、とても滑りやすいというわけですね。

特に雨が降った時などは足元がそもそも濡れているため余計滑りやすくなります。

これは大理石床などにも同じことが言えます。

次の問題点は一度重度の汚れが着いてしまった場合除去が難しいということです。

万が一にも割れてしまった場合や亀裂ができた場合はそこから汚れが内部に入ってしまいます。

表面に付着したのではなく内部に入ってしまった汚れはシミとして定着してしまい、拭いただけでは除去できません。

漂白やシミ抜きという作業が必要となり、場合によっては除去できないこともあります。

また、割れなどがなくても、セラミックタイルには微細な細孔・ポーラス(空洞のこと)が存在し、そこに汚れが浸透してしまった場合も同様の現象が起きます。

つまりワックスリコートや剥離などは必要なくても、ポリッシャーがけやモップ拭きなどの清掃は必要ということです。

清掃業者は不要なのか!?

先日、年間の床材メンテナンスの費用や光沢(美観)の維持に悩む医院さんにセラミックタイルの話をしたら次のように言われました。

「うちの床をセラミックタイルにしたらおたくの出番ないじゃん」

確かにワックスのリコートや剥離という必要性は全くなくなりますね・・・。

では清掃業者は不要になるのか?

前項の”セラミックタイルのデメリット”を見ればわかると思います。
清掃業者は必要です!

デメリットは次の2つでした。

  • 表面が鏡面だから滑りやすい。
  • 一度重度の汚れが付くと除去するのが難しい。

まず最初の鏡面だから滑りやすいという点ですが、次の製品を使用することである程度解決させることができます。


横浜油脂工業 セラミックタイル防滑剤 セラグリップ

セラミック表面に薄い皮膜を形成し、優れた防滑効果を発揮します。

使い方は次の通りです。

  1. セラミックタイル表面の汚れや水分を除去します。
  2. A液50ml、B液200mlを混ぜて混合液を作ります。
  3. 乾燥したモップなどで、ムラができないように塗り広げます。
  4. 乾燥後、ポリッシャーで水洗いを実施。

これだけです。

また、重度の汚れがつかないためにやはり定期的なメンテナンスは必要となるので、やはり清掃業者の出番は出てくるわけです。

まとめ

  • セラミックタイルとは陶磁器製品の総称。
  • セラミックタイルは硬いのでワックス不要。デザインも豊富。
  • 滑りやすく、一度汚れると除去が難しい。
  • デメリットの解消のため、清掃業者は必要。

以上、セラミックタイルについて清掃業者がまとめてみました。
いかがだったでしょうか?

参考になれば幸いです。