スポンサーリンク
今回は車のシートの洗浄です。
車のシートは革製品もありますが、ほとんどは布製品と思います。
うっかり食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合、皆さんはどのようにお掃除していますか?
内部に染み込んでしまった汚れは表面を拭いても取れませんよね。
そこで今回は車のシートに付着した汚れの取り方をご紹介します。
【車のシート洗浄】リンサーでクリーニング。汚れ・シミの掃除の仕方。
上の画像は今回掃除する車のシートの写真ですが、様々な汚れが付着して表面が黒ずんでいたり赤茶色いシミが形成されていたりします。
シートに付着する汚れは主に次の通りです。
- 汗や皮脂など人から出る汚れ
- コーヒーやお茶、ジュースなどの飲み物
- 食べ物の油
車内で食べる物と言えばコンビニで購入するおにぎりやパン、フランクフルトなどでしょうか。
布製シートに食べ物が付着すると油分が内部に浸透して濡れたような跡が出来上がります。
フランクフルトに付けるケチャップやマスタードなどが付着すれば赤や黄色のシミが形成されます。
一旦汚れになってしまえば目立つし汚いし、見た目的にも良い物ではありません。
とは言え、不用意にタオルでゴシゴシしてしまえば余計に汚れを広げてしまう場合があります。
ではどうやって汚れを取るのか。
実際にやってみたいと思います。
1.掃除機で除塵
まずは掃除機でゴミを取り除きます。
この後、洗浄剤をシートに噴霧しますが、ゴミを先に取り除かないと埃などが固まってしまい、取りづらくなってしまいます。
ですので最初にドライクリーニング、掃除機がけです。
またダニの除去も期待できます。
この作業は手軽にできますので、普段から定期的に行いたいですね。
2.洗浄剤の噴霧
次に洗浄剤の噴霧をします。
使っているのはアルカリ電解水で、蓄圧式噴霧器に入れ、シート全体に満遍なく噴霧しています。
アルカリ電解水は名前の通りアルカリ性ですので、食べ物など油汚れにはとても有効です。
界面活性剤やキレート剤などの余計な助剤も含まれていないため、シートへのダメージもありません。
もちろん、同じ性質の動物性繊維である革製品に使う場合は注意が必要ですが(使わない方が良い)。
汚れの酷い部分にはカーペット用シャンプーを使用。
ブラッシングして浸透を促し、しばらく時間を置きます。
3.スチーム洗浄
汚れに洗浄剤が浸透したら、スチームを全体にかけて汚れの更なる分解を促します。
更に高温をシートに当てているのでカビ・ダニなども死滅させることができます。
ただ素材によっては熱に弱いものもあるので、1箇所に長い時間当てない、予めテストするなどの工夫が必要です。
4.リンサーバキューム洗浄
いよいよリンサーによるバキュームクリーニングを実施します。
リンサーのタンクに、40度のお湯に少しイオンウォッシュを入れてリンス剤を作ります。
リンス剤を噴射しながら同時にバキュームを実施。
今回のシートは一度もクリーニングしたことがなかったのでかなり汚れていました。
表面や内部に染み込んだ汚れが茶色い汚水となってリンサーのハンドノズルに吸い上げられます。
汚水の色がわかる理由はノズル先端の表面が透明なカバーとなっているため、吸い上げられる汚水が見えるのです。
この吸い上げられる水分がキレイな水に変わるまで繰り返し洗浄します。
一通り洗浄したら、リンス剤を噴射せずバキュームのみでもう一度全体を吸引。
しっかり水分を吸い取ることで、およそ9割の水分を回収することができます。
これにより作業後は車内のエアコンを全開にすることで、それほど時間をかけずに乾かすことが可能です。
また、使用したアルカリ電解水「イオンウォッシュ」には除菌効果もありますのでカビの心配はありません。
なお今回の車のシートから出た汚水は下の画像になります。
かなり汚れていました。
まとめ
Before
After
一部100%取りきれないシミもありますが目立たなくなっていますし、その他のほとんどの汚れは除去できています。
- 掃除機がけ
- アルカリ電解水による洗浄剤の塗布
- スチーム洗浄
- バキュームリンスクリーニング
コーヒーやお茶などの飲み物や食べ物、ペットの粗相によりシートが汚れてお困りの際はぜひ一度ご相談ください。
オゾンによる消臭作業なども可能です。