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  • エアコンクリーニングの際に出た汚水。
  • 床のワックスを剥離洗浄した時に出た汚水。
  • キッチンの五徳や換気扇のシロッコファンをつけ置き洗浄した時の汚水。

これらの汚水は全て強アルカリ性です。

これってどうやって処理すればいいんだろう。
そのまま下水に流しても良いのかな?

こんな疑問を抱いたことはありませんか?

今回はハウスクリーニングやその他清掃作業にて出た排水の処理方法について記事にしていきます。

この記事により、排水の処理方法を理解し、適切な対応が可能となります。

アルカリ排水処理の規程

アルカリ排水をそのまま下水に流した場合、何が問題になるのか。

エアコンクリーニングや床ワックス剥離に使う洗浄剤は基本的に強アルカリ洗剤となります。

また、キッチンガスコンロの五徳やレンジフードのシロッコファンのつけ置き洗浄に使う苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)も強アルカリです。

アルカリとはマイナスの電荷を帯びたイオンであり、そのイオンの指数(pH値)が7を超えた物となります。

アルカリのイオン指数(pH値)は7を超えた数値から14までとなっており、11以上の数値を示す水溶液は強アルカリと言えるのです。

この強アルカリの液体を下水に流すと、とても環境に悪いです。

その為、適切な中和処理をして流すように規則が設けられています。

海域以外の公共用水域に排出される物の水素イオン濃度として5.8以上8.6以下とあります。

つまりアルカリ排水を中和し、規定されたイオン濃度にすれば下水に流すことができるということになります。

排水処理の方法

では実際にどうやってアルカリ排水を中和するのかを説明します。

理屈を言うととても単純で、アルカリ性の排水なので酸性で中和して中性に戻せば良いだけのことです。

まず次の物を用意します。


Linda(リンダ) アルカリ排水中和剤 10Kg/BL NB39


アズワン pH試験紙 ロールタイプpH0-14 /1-1254-01

やり方は非常に簡単で排水に対して中和剤を入れるだけ。

一定量入れたらpH試験紙でpH値を確認し、中性に戻るまでこれを繰り返します。

動画も作成しましたので参考にしていただければと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ハウスクリーニングや店舗、事務所などの清掃では強い洗剤を使用することが多々あります。

作業後の適切な処理も求められるのがプロの清掃業者です。

過度な汚れに対して一般の方が対処するのはなかなか難しいもの。

無理せずプロにお任せするのも一つの手と思います。

参考になれば幸いです。