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本日はさいたま市浦和区にて空室クリーニング。
今回のお部屋、ベランダがとても汚れておりました。といっても、前の入居者さんが家庭菜園などをやっていたわけではありません。
汚れの原因は、「鳩の糞」です。
鳩被害は悩んでいる方も多く、ときどき当店にもベランダ清掃の依頼が舞い込みます。
今回はそんな鳩について記事にしたいと思います。
ベランダの鳩のフンの掃除方法
ベランダの鳩のフンの掃除方法に入る前に鳩の生態や作業するにあたっての注意点を書きたいと思います。
なぜフンによる被害が多いのか。
ウイルスや感染症への対策。
これらをしっかり把握した上でお掃除した方が良いと思います。
鳩の生態
日本にはさまざまな鳩が生息します。ドバト、キジバト、アオバト、シラコバト、カラスバトなどです。
実際に問題になっているのはドバトとキジバトが主ですが、ベランダの鳩被害で一番多いのはドバトと言われています。
写真がないのですが、身体の色は紺色あるいは灰色でベランダや市街地、公園などでよく見かける鳩と思ってもらえれば良いと思います。
鳩はとても食欲旺盛で1日に体重の10分の1もの餌を食べます。その為、糞の量が多いのです。
更に繁殖能力も非常に高く、年間5回(1回につき2個)卵を産みます。
おまけに鳥獣保護法と呼ばれる法律で保護されているので、とにかく数が減りません。
鳩による被害
ベランダでは糞による被害がもっとも多い被害となります。
前述の通り、体重の10分の1もの餌を1日で平らげてしまうので糞がとても多いです。
大量の糞は建物の美観を損ねるのはもちろん、人への健康被害の原因にもなります。
クリプトコックス症(風邪に似た症状。抵抗力が無い人が感染すると死に至ることもある)やヒストプラズマ症(肺結核に似た症状)、サルモネラ食中毒など、あまり軽視できるものではありません。
また糞は強い酸性のため、金属を腐食させてしまう効果もあります。
さらに放置しておくとベランダの床にこびりついたフンが硬くなって落としにくくなるということも。
そのため早い段階での対処が必要となってきます。
鳩の糞の清掃方法
最低限必要なのは下記の通りです。準備を怠らないようにしましょう。
- マスク
- メガネ(保護メガネ)
- ゴム手袋
- スコップ
- 水道ホース
- ブラシ
- 弱アルカリ性洗剤か中性洗剤
- アルコールスプレー
作業に入る前にマスク、保護メガネ、ゴム手袋を着用します。水を使いますので靴はゴム製の長靴などが良いでしょう。感染症対策を徹底します。
準備ができたら、まず最初にベランダ全体に水を撒きます。なぜなら乾燥した糞は飛散するのであらかじめ少し湿らせるのです。
次に大きな糞をスコップで取り除きます。排水管の詰まりなどを防止する為です。
水道水とブラシで洗い流します。
こびり付いた糞は中性洗剤などで落としましょう。
最後にアルコールで除菌して完了です。
油用などの強アルカリ洗剤はベランダの床材の仕様によっては色落ちなどの危険があるためオススメできません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
鳩の被害は実は危険がいっぱいです。
ご自分でベランダをお掃除される際は、必ずマスク・手袋・保護メガネ・長靴を着用して作業してください。
当店での清掃代行も可能です。
次回は鳩の事前対策について記事にしたいと思います。