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ステンレス、プラスチックなどあらゆるものに付着するサビ。厄介ですよね?
当店にハウスクリーニングをお問い合わせされるお客様でも、サビに対して悩んでいる方は結構多いです。
なぜ悩むのかというと、当たり前ですが落とし方を知らないからです。
今回はそんなお悩みを解決するためにサビの落とし方を記事にしたいと思います。
サビ(錆び)とはなにか?
サビ(錆び)とは腐食のことです。
金属に水滴が付着することにより化学反応が起こり、さらに酸化することにより発生します。
住宅でサビを一番よく見るところはどこでしょうか?
キッチンの調理台、浴室、洗面台。おそらくこの辺に多いのではないでしょうか?
汚れの見え方としては黄色、茶色、赤茶色、もしくは黒色のどれかと思います。この色はけっこう重要で、そのサビが軽度か重症かを計るひとつの指標になります。
サビの色によって軽度か重度かわかる。
黄色や茶色であれば比較的落とせるサビと解釈していただいて良いかと思います。
ですがこれが濃い赤茶色もしくは黒色になっていると除去が困難になります。
前述の通りサビは腐食です。つまり浸透が深ければ落とすことができません。
これは以前、当店にキッチンシンクの再生研磨を依頼されたシンクの写真です。
ポツポツと見える黒い斑点が腐食になります。
研磨後の写真です。
残念ながら再生研磨をもってしても完全に除去することは出来ていません。
黒いサビ(重度の腐食)は落としきれない、つまり末期症状となります(磨くことで薄くすることはできます)。
では黄色もしくは茶色のサビはどのように落とすのでしょうか?
サビには還元剤が効きます!
上記のように磨くというのも一つの落とし方ではあります。
しかし傷を付けたくない、あるいは傷は消せるけど周囲と艶を合わせづらいとなると擦って落とすわけにもいきません。
ではどうするか?答えは還元剤を使用します。
サビのメカニズムは化学反応に加えて酸化することにより発生すると言いました。酸化したのであれば酸素を取り除けば良いのです。
還元剤は物質から酸素を取り除く性質を持っています。
使用する道具・洗剤、使い方。
還元剤配合のサビ取り剤は色々あるのですが、今回は中性でジェル状という性質の扱いやすい商品をご紹介したいと思います。
ビアンコジャパンのブリーチング・スピリッツ・ペーストです。
今回は洗面台の棚についたサビの除去を紹介します。
若干わかりづらいかもしれませんが、プラスチック素材にヘアピンか何かで付いたもらいサビです。
これにブリーチング・スピリッツ・ペーストを塗ります。
汚れの正体がサビである場合、還元剤入りのサビ取り剤を塗布するとムラサキ色に反応します!
この状態で30分ほど放置。ジェル状ですのでキッチンペーパーなどで湿布しなくても大丈夫です。
キレイに消えました!
性質は中性ですから素材を痛めることはありません!
参考になれば幸いです。