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賃貸あるいは分譲物件のマンション・アパートの契約は内見の時、玄関に入った瞬間に決まると言っても過言ではありません。
なぜなら、玄関とそこからのびる廊下のフローリングがピカピカに光っていたら一瞬でその物件の清潔感をアピールできるからです。
そのためにはワックスは必需品と言えます。
今回はワックスの知識について記事にしてみました。
アパート・マンション床のワックス
第一印象は3秒で決まるというのはよく聞く話ですが、これは物件でも同じになります。
玄関入って見える風景が薄汚れていたら、契約しようという気にはなりませんよね。
床フローリングにバシッとワックスが決まっていれば、その物件の第一印象は必ず良くなります!
ではワックスにはどのような特徴があるのでしょうか?
ワックスの役割
冒頭で何度も言いましたが、床面に光沢を出します。ぴかぴかになるので見る人の印象が良くなります。
そしてワックスには保護膜としての役割が備わっています。
業界では犠牲被膜と呼ばれ、床素材の代わりにダメージを負ってくれるわけです。
このことにより床素材は寿命を延ばすことができるのです。
ワックスのかけ方
まずは普通におそうじ。掃除機をかけてゴミを回収します。
次にモップを使って水拭き。
水拭きだけではこびり付いた汚れは落とせないので、部分的には中性洗剤とスポンジを使用して擦り洗いして落とします。
最後に専用糸モップでワックスをかけていきます。
ここで注意点があります。それは手早くかける必要があるということです。
気温が高いとかけたワックスがすぐに乾いてしまい、重ね塗りした部分がムラになってしまいます。
これはよく素人の方が失敗する例で、
「自分で塗ってムラになってしまった。何とかしてほしい!」
という問い合わせは時々ございます。
乾燥時間
ワックスの乾燥時間もお客様からの質問でけっこう多いです。
答えは天候に左右されます。雨が降っていて湿度が高いととても乾きにくいです。
通常であれば30分から1時間で、素足で歩く分には問題ないレベルまで乾きます。
完全硬化はワックス材にもよりますが24時間見た方が良いと思われます。
ワックス塗布後のにおい
ワックスを床に塗り、乾いた後は独特のにおいが発生します。
ワックスというものは塗った瞬間(濡れている状態)を100%とすると乾いた状態(形成された保護膜)は25~30%ほどです。
保護膜として床材に密着した以外の70%は蒸発して空気中に浮いています。これがにおいの正体です。
ですからにおいは換気すれば消えます。
まとめ
ワックスの役割や特徴は下記の通りとなります。
- 床を保護する膜を形成する。
- 光沢を出し、床をピカピカに仕上げる。
- ワックスを塗るときは手早く。
- 乾燥時間は30分~1時間(状況による)。
- においの原因は蒸発したワックス。換気で消える。
また、ワックスは滑りやすいというイメージがあるかもしれませんが、ハウスクリーニング業者が施工しているワックスは樹脂ですので逆に滑りにくいです。
良いことばかりのワックスですが、剥離洗浄というメンテナンスに費用が掛かったり、ワックスフリーやコーティングの施された床材には密着しないなどデメリットも存在します。
これについてはまた別の機会に記事にしたいと思います。