ハウスクリーニング業者の選び方

ハウスクリーニングとは多くの方がご存知のように掃除のプロによる専門的な清掃サービスとなります。

誰でも知っている大手の会社さんから個人経営までたくさんの業者があり、お客様はその中から選ぶことができます。

とは言っても、ほとんどの方は清掃業界のことなど知りません。ですから何を基準に選べば良いのかわからないと思います。

今回はハウスクリーニングの依頼を考えている方のお役に少しでもなればと思い、記事にしました。

サービスの内容は?

ハウスクリーニング業者のサービス内容ですが、主に次の通りになります。

  • 換気扇・レンジフードの掃除
  • キッチン(ガスレンジ含む)の掃除
  • バスルーム(お風呂)の掃除
  • 洗面所・トイレの掃除
  • エアコン分解・内部クリーニング
  • 窓・ベランダの洗浄
  • 床の洗浄・ワックスがけ
  • カーペット洗浄
  • 原状回復による空き部屋の全体清掃

また上記のサービスを提供するハウスクリーニング現場では在宅と空室の2種類あります。

在宅はお客様が入居中・お住まいになっているお宅に訪問してお掃除します。空室はその名の通り、荷物のない空き部屋のお掃除です。

水回りの清掃は同時に注文するとセット料金になっていたり、エアコンクリーニングが2台以上頼むと2台目以降の料金がお得になったりします。

空室清掃は基本的に上記の清掃項目を全て作業して完了させます。その為、一つ一つの作業は単品で注文するよりも金額的にお得になります。

なお、業者さんによっては提供していないサービス内容もあります(自動清掃機能付きエアコンなど)。ホームページでの確認や電話、メールでの問い合わせで確認するのが良いかと思います。

料金・相場はどのくらい?

サービスそれぞれの料金はいったいどのくらいなのか?最初に気にするところだと思います。

会社さん業者さんによって料金はけっこう違います。またコインパーキング代は別途というケースが多いですし、その他オプションとなる作業なども各社によって違いがあります。

ただし、単品注文の場合は基本的な料金はそこまで差はないと思われます。

換気扇・レンジフード 12,000円
キッチン・台所 18,000円
バスルーム(浴室) 14,000円
トイレ 9,000円
洗面所 9,000円
エアコンクリーニング 10,000円

業者さんによってはキッチンやお風呂はタイプや大きさにより料金が違ったりします。エアコンも壁掛け、天井埋め込み、お掃除機能付きなどタイプにより異なります。

その他オプション作業などもありますが、単品サービスの平均的な料金はだいたいこんなところです(平米数による床や枚数による窓などは省きました)。

次に空室(空き部屋)全体清掃の料金ですが、こちらは清掃会社によってかなり料金に差があります。

間取り 料金
ワンルーム/1K 17,000円~35,000円
1LDK/2DK 27,000円~50,000円
2LDK/3DK 40,000円~70,000円
3LDK 52,000円~90,000円

料金が極端に変わる理由ですが、まず第一に全体清掃は非常に大変です。

あれもこれもと全てお掃除しなければいけないので、予定より大幅に作業が遅れていると心が折れます(笑)。そのようなモチベーションの維持的な意味もあるのでは?と思います。

また、現地調査を行わない業者さんが圧倒的に多いですので(予定や予算の都合もあると思いますが)、事前に現場の正確な㎡数などがわからない場合があります。同じ間取りでも広さが違う為、だいたいの金額設定をするということもあります。

これが一番の理由ですが、状況によりかかる時間がかなり変わります。同じ2LDKのマンションの一室でも汚れが酷いか否かで1日で終わるものが2日かかったりなどはよくあります。

つまり作業完了までの時間が読めないということです(もちろん現地調査を事前に実施すれば別です)。

どのくらい時間がかかるの?

これは作業内容や現場の状況によるので一概には言えません。と言ったら身も蓋もないので、一通り記載したいと思います。

  • 換気扇・キッチン → 2~5時間
  • バスルーム → 1.5~4時間
  • 洗面・トイレ → それぞれ1時間程
  • エアコンクリーニング → 1.5時間程(タイプによります)
  • 空室全体清掃 → 4時間~15時間

ざっくりですがだいたいこんな感じです。

この作業時間ですが、当然汚れているかどうかやキッチン・お風呂であれば広さなどで前後します。

空室の場合ですと、共同住宅か戸建てか、間取りはワンルームか2LDKか、㎡数はいくつかにより作業時間は大幅に変わります。

そして実は、業者さんがどこまで作業してくれるのかの一つの指標になります。料金よりもむしろ作業時間の方がキレイにやるかどうかの判断基準ではないかなと思います。

理由は簡単で、細かくキレイに作業しようとすると物理的に時間がかかるからです。

お風呂掃除を例に上げます。お風呂の汚れは主に皮脂、石鹸カス、水垢、カビです。

皮脂汚れにはアルカリ性洗剤、水垢には酸性洗剤、カビ汚れには塩素系漂白洗剤とそれぞれの汚れに適した洗剤を使う必要があります。

しかも洗剤というのは汚れに塗ってから時間を置くことでより効果を発揮します。更に汚れがきつい場合、一回の作業では除去できないケースも多々あります。魔法のような万能洗剤は存在しません。

そして作業完了した後は浴室全体の水気を清潔なタオルで取っていくという拭きあげ作業をしなければなりません。

これだけの作業をしますとお風呂一つ仕上げるのに、最低でも3時間くらいはかかります。

逆に言うと1時間から1時間半で仕上げるというのは、あまり丁寧に作業していない可能性が高いということです。

どのくらいキレイになるの?

これは作業時間よりも正確には申し上げにくいです。

お掃除のプロでしょ!キレイにして当たり前でしょ!?

仰る通りです。

が、何でも完璧に新品同様にキレイになります!と言ってしまうと詐欺に近くなってしまいます。

言い訳というわけではありませんが、掃除とは本来メンテナンスの一環です。適切な清掃方法を継続することによって初めて美観が保たれるのです。

ですから、汚れが蓄積して素材が重度に侵されてしまっている場合、プロの清掃とは言え限界があることがございます。

よくあるケースではビニールクロス(壁面)の汚れやシミ、カーペットについた家具の跡、水回りのコーキングに浸透した黒カビ、ステンレス製品の腐食、畳の日焼け、ガラスの洗剤焼けなどです。

もちろん上記の状態でもキレイになる場合もあります。ビニールクロスの汚れは過酸化水素系の専用洗剤で、コーキングの黒カビは増粘剤を加えた漂白洗剤で、ステンレスの腐食は研磨などで対処します。

しかし重症の場合はやはり交換するしか手はありません。

となると当然、掃除をしてほしいけどキレイになるかわからないから頼みづらい、となります。

そこでどうすれば良いかと言いますと、事前に現地調査をしてもらうことをお勧めします。

清掃業者の作業員が直接伺って、現場の確認、場合によっては一部テスト施工を行います。これをすることによってどの程度の仕上がりになるかがある程度把握できます。

もし清掃では対処が難しい場合でも、交換する判断もできます。

訪問した作業員もより詳しい説明をすることができ、更にどのような人が作業に来るのかもわかるわけです。しかもハッキリとした金額を出してもらうことができると思います。

このようにハウスクリーニング業者に直接見に来てもらうことで電話やメールでの問い合わせではわからないことも把握できるわけですが、一つ重大な問題があります。

それは出張見積もり費用がかかる、ということです。

といっても清掃会社によりますが仮に出張費を取ってなくても、あまり遠くの地域の業者では現地調査に応じてくれないと思います。

ということで、お掃除業者はなるべく近い地域で活動している会社、地元業者を選ぶことをお勧めします。

当店もそうですが近隣の場合、依頼内容にもよると思いますが無料で出張見積もりに来てくれる業者もあるはずです(大手は難しいかもしれませんが)。

まとめ

引っ越しや売却によるお部屋の清掃や年末の大掃除、夏に向けてのエアコン内部クリーニング。

ハウスクリーニングの依頼を考えた時、たくさんある業者・清掃会社の中からどのような基準で選べば良いのか?

  • サービス内容のチェック。
    依頼したい清掃内容のサービス提供しているか確認する。
  • 金額のチェック。
    相場と比べてみる。
  • 作業時間のチェック。
    作業完了までの時間が早すぎないか?納期に間に合うか?
  • どの程度キレイになるかチェック。
    清掃会社に現地調査、見積もりを依頼する。

以上4点が重要ですが、特に直接訪問してもらって現場を直接見てもらう、というのが一番大事かと思います。

参考になれば幸いです。