1日の疲れを癒すお風呂。

更に手軽に温泉気分を味わえる入浴剤。

温熱作用により交感神経、副交感神経にも良い影響を促し、疲労回復やストレス解消などの効果を得られます。

入浴時に使っている方も多いと思います。

しかし厄介なのは浴槽についてしまう茶色い染み。表面についた汚れではなく、素材内部に浸透した汚れですから落とすのは非常に厄介です。

入浴剤のシミ

お問い合わせいただいたお客様によりますと、入浴剤を入れたお湯を浴槽に溜めたまま放置してしまい、シミが付着したとのこと。

浴室用洗剤を使ったり、スポンジで擦り洗いしても落ちないそうです。

現場が当店の拠点である川口市であった為、現地調査に伺わせていただきました。

入浴剤シミ

浴槽に入っていたお湯の表面であったであろう部分が線のように茶色くなっています。

触ってみてもザラつきはなく、先に述べたように内部に浸透した汚れのようです。

洗剤は界面活性剤の作用により素材から汚れを引き剝がしますが、シミの場合はなかなか落とせません。実際、すでにお客様が試しています。

ここで役に立つのが染み抜き剤です。

過酸化水素水が配合された漂白剤と還元作用のあるアルカリ性の染み抜き剤を使用します。

塗布する前に浴槽を一度洗います。これは表面の汚れを除去して染み抜き剤の浸透を促す為に行ないます。

一通り洗い流したら染み抜き剤を刷毛で塗っていき、その上にキッチンペーパーをかぶせます。更に上から染み抜き剤を塗り込む。

作業を終えたら浴槽を上からフタをして乾かないように配慮します。今回は浴槽蓋がなかったのでマスカーテープで養生しました。

これで4~5時間置きます(染み抜き作業は非常に時間の掛かる作業です)。

今回は一度の作業では落ちなかったので、もう一度同じ染み抜き作業を繰り返しました。

浴槽染み抜き

完成です。

シミの原因・対処

原因というと今回の場合は入浴剤が酸化して色素沈着したということになります。

最近の入浴剤は水溶性らしくシミなどはできないとメーカーでは言っておりますが、商品によってはそうとも言い切れませんし、湯船にお湯を張ったまま長時間の放置すると影響があるかもしれません。また、分量を守って使用しなければシミとして定着する可能性があります。

染み抜きで完全に汚れを除去できるかと言いますと、絶対とは言えません。

天然石やカーペットでも同じことが言えますが、染み抜きは時間との勝負です。あまりに長い時間付着していたシミは素材の色素として定着します。その場合は除去は困難と思われます。